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2004.01.09

聞香杯2

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聞香杯を頻繁に使っていた6~7年前、聞香杯を作った人は、めちゃくちゃすごい人だと思っていた。きっと、この人は、茶杯の残香だけでは満足できずに、どうしたら、この刻々と変わっていく香りをいつも感じていられるのだろうかと真剣にかんがえていたんだろうなあと思っていた。

たしかに、こんな香りだけのために一つの器をつくってしまうなんて、すごい発想だと思う。これだけ香りのことを思った人がいるのに、香りの表現のなんと貧弱なこと・・・。
(もっとも、聞香杯の誕生の由来はもっと現実的なものだったらしいが、そんなことはどうでもいいか。)


いずれにせよ、聞香杯は使わないけど、その存在は案外嫌いじゃない。こうして、手持ちの(実はあと8本ぐらい持っている)聞香杯をならべてみると、その表情は、とてもかわいい。まっすぐに筒状になっているのも、なんだか潔くてよいとは思うけど、一生懸命香りを閉じ込めようと、真ん丸く口をすぼめている奴など、なんだか手の平の中でころころと転がしていたいなあと思ってしまう。

そのあたりに転がしてある茶杯もこうやってたまに取り出して眺めてやると、案外いい顔してるんだな。

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