餅茶のパッケージ

餅茶というのは、昔、雲南省の茶馬古道をチベットなどに向けて運ぶために、持ち運びやすくするために固められたといわれている。もちろん、餅茶だけではなく、磚茶、方茶といった四角に固められたものや沱茶と呼ばれるお碗型のものなど、いろいろとあるが、こと、この餅茶は、非常に古いものが保存されたりしている。
この餅茶の場合、古いものの見分け方として、そのパッケージのデザインの歴史的変遷が追及されているのだが、そのデザインの変遷はなかなかに面白い。
このようなことは、このサイトに詳しいが、とくに、同慶茶荘、敬昌茶荘、宋聘茶廠といった茶荘のビンテージ茶のパッケージは、非常に趣がある。
早期紅印圓茶などは、同じ[孟力]海茶廠のパッケージでも、微妙に色やデザインが異なっていて、それが年代判定の一つに使われたりしている。
最近では、六茶山のそれぞれで作られたお茶を違う色のパッケージをつけて、七子餅茶のように竹の皮でつつんだものまであって、みているだけでも楽しいものがある。
このパッケージは、老地方茶坊の見聞さんに見せてもらったもの。高山喬木雨前餅茶。最近野生茶などがはやっていて、喬木型の野生茶の餅茶は非常に珍重されている。これもそんなお茶なのかもしれない。ただ、このような野生茶は、なぜか大葉種の喬木になるので、タンニン分が多い。だからこそ、寝かせることでまろやかになるのだ。
このお茶も、あと、30年ほど寝かせれば、非常にまろやかなお茶になるに違いない。いまから、そんな先のお茶の味わいを楽しみにしながら、自宅で保存してみるのも面白いかもしれない。
いずれにせよ、このお茶のパッケージ、かなりいかしていると思うのだが。
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