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2004.04.26

日本茶の原型?-径山茶

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径山茶は、とてもおいしい緑茶だ。日本人の口にも比較的あいやすい。それもそのはず、日本にもたらされたお茶の原型が、このお茶ではないかなどといわれているのだ。

径山茶はその名のとおり、中国浙江省余杭市の近郊、臨安県にまたがる天目山東部凌雲峰一帯、東北峰の径山(770m)にある径山寺で作られるお茶だ。

歴史は古く、747年(唐代)に径山寺の僧侶法欽が数株の茶樹を境内に植えたのが始まりで、宋代には「径山では穀雨前に銘茶が摘まれる」といくつかの書物にも紹介されている。

清代に書かれた書物の中には、「1235年(宋代)に日本の国師が茶の栽培などを学んだ」という記載も登場するらしい。さらに、大応国師(だいおうこくし 別名、南浦紹明(なんぽじょうみょう))も1259年に径山寺で禅を学び、宋(中国)から帰朝の際、この径山寺から茶の臺子(茶の湯で用いられる棚)などの茶道具一式を持ち帰って、中国の茶の方式を大徳寺(京都)に伝えたといわれている。

日本茶の祖といわれる栄西も、この余杭に一時期滞在したといわれ、このお茶を持ちかえっているのではないかとも推測され、その意味からも、日本茶の祖先である可能性はきわめて高い。

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画像のように深い緑色をした細長い茶葉が特徴で、グラスで湯を注ぐとその華奢な茶葉がゆっくりと開き、とてもキレイなのだ。

径山香茗、徑山雲霧といった別名を持つこのお茶は、中国の現代の書物には、「葉は嫩く外形繊細にして繊毛あり、翠緑色で香り爽やか。茶湯は味まろやかで翠緑色をなし透明。」と非常に良いお茶として記載されている。

現在の径山茶は、1978年に余杭県農業局によって復刻されたお茶で、その後も様々な獎を受賞している銘茶なのである。

だからもっともっと、広く日本に紹介されてもいいお茶だと思うのだが、どうだろうか。

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