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2004.06.09

雲南省生まれの白毫烏龍

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春に久順茶行の安蒜さんに頂いたお茶。

白毫烏龍と箱にかかれているので、もちろん台湾のお茶だと思ってた。白毫烏龍という呼び方は台北でされることが多い。恐らく、坪林とか石碇の当たりで作られるお茶を白毫烏龍といって、苗栗だとか新竹の東方美人(膨風茶)と意識的に区分するために生まれた名前ではないかなんて、かってなことを考えているのだが、どうだろうか。

いずれにせよ、台湾のお茶であることはまちがいない!と思ってたのだが、実は大きな間違えであった。なんとこのお茶は、雲南省で作られたものだそうだ。たしかにそうパッケージには記されている。どうも先入観というのはこまったものだ。

台湾では、やはり人件費が高くなってしまっている。ましてたウンカを付けなければ成らない白毫烏龍の場合は、回りの環境が大きく左右する。比較的広大な土地が手当てでき、人件費もやすい場所で良いお茶が作れるのだったら、それにこしたことはない。そうして生まれたのがこのお茶なのだろう。

数年かけて開発してようやく生産が出きるようになったのだという。茶の育成や製茶の技術的なことも含めて、別の土地でお茶を作るということは非常に大変なことなのだろう。新しい土地で新しいお茶が生まれるのは、とても嬉しいことだとおもう。

コストが安く良質なお茶が作れるということで、タイ、ベトナムなどでも半球型包種茶が作られ始めている。台湾国内だけの生産では需要に追いつかないということもあるようだ。それらを販売することは悪いことだとは思わない。ただ、これらのお茶を「台湾の標高の高い高山で手済みで仕上げられた阿里山烏龍です。」などといって販売するのは、やはり間違っていると思う。

ブランド維持とか競争力的な劣後という問題はあるのだろうけれど、やはりベトナム産はベトナム産であって、阿里山で作られたものではない。そういう、トレイサビリティーというのは、重要なことだとおもう。ベトナム産でもいいではないか。

この雲南省産の白毫烏龍茶、茶葉がやや大きい。香りもなんとなく雲南省の野生茶を思い浮かべるような感じ。味の感覚も、淡い[シ眞]紅を彷彿とさせる。白毫の甘味もきちんと表現されている。なかなか美味しい。

茶殻をみると、やや不ぞろい。去年のんだ品評会入選の東方美人と比較するのが間違っているのだが、それとくらべると野性味たっぷりだ。でも、綺麗な白毫が結構まざっているので、これだけの味がでるのだろう。

そしてとても面白いお茶だった。こんなお茶が増えるといろんな意味でインパクトがあるのではないかな。

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Comments

茶ぼけの中村です。

先日、台湾で飲んだのですが、凍頂でも、今年当たりから「貴妃烏龍茶」と言う名前で「白毫烏龍茶」を売り始めたそうです。
やはり3年くらい前から試作していたそうです。
「野生茶」と言った方が耳慣れているのでしょうか。
本当に「白毫烏龍茶」は台湾のあちらこちらで作っていますので、結構楽しみだったりします。
あの独特な香りが大好きです。
今年も「あそこ」でも作るそうですよ~。

Posted by: 茶ぼけの中村 | 2004.06.10 at 09:56

なるほど、あちこちで作られているのですね。昨年Andyさんに飲ませていただいた蜜香烏龍も、ウンカをつけた烏龍で東方美人のようでしたね。貴妃烏龍茶という字は最近日本でも目にします。「あそこ」のお茶、楽しみですね。(^O^)/

Posted by: ひらた | 2004.06.12 at 09:34

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