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2004.12.08

年代をかさねたもの

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年々師走に向けて時間が流れていくときに思うのは、ずいぶんと遠くまできてしまったなあということ。

自分にとってたいそう居心地の良い年齢だったのは、20代後半だっただろうか。ほんの若造でしかなかった時代だったけれど、30歳というのを一つの目標にしていたあのころは、日々が本当に充実していた気がする。

考えてみると、あのころからすっかり自分の精神年齢は成長しておらず、30に向けてダッシュしたときの助走のようなままで、ここまで来てしまったような気がしないでもない。

ここにある沱茶は、1960年に作られた貴重なもの。ちょうど僕と同じだけ年代を重ねたもの。もっともっと時間がたって、僕の人生がどんなであったか振り返れるようになったときに、このお茶を飲んでみようと思っている。

きちんと年代を重ね、おいしいお茶に育っているとよいな。僕もそれに負けないように、良い年の取り方をしていきたい。年だけ重ねて、飲んでみたら全然おいしくないというお茶のようにはなりたくないから。

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