2005.01.05

美しい工芸茶

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最近の工芸茶は、ますます進化している。錦上添花のように菊の花がはいっているものからスタートした工芸花茶は、最近では、様々な花が入っている。

百日花、薔薇、ゆり、ジャスミンの花、果ては、カーネーションまでもが、湯の中で揺らめくのだ。
さらに、開くと、桂花の花びらが茶葉の中から浮かび上がり、湯の中で雪のように降り注ぐ。

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福建省は福州で作られるこの工芸茶。ジャスミンの香りがほんのりとして、ちょっとおいしい。こういう工芸茶をなにげなく、さりげなく、ウエルカムティーなんかで出すと、楽しいかもしれない。

P.S.福州産ではなく、福安産だそう。

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2004.12.04

これぞ花茶!

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いろいろといつも教えてくれる久順銘茶の安蒜さんが、また面白いものを送ってくれた。最初は何の花だろうかとおもっていたんだが、どうもよく見ると、「これってお茶の花?」。

そうなのだ、これはお茶の花を乾燥させたもの。しかも、普通の台湾の茶の花を乾燥させたものではなく、雲南省の野生茶樹の花を乾燥させたものなのだそうだ。

最近、台湾の茶荘では、雲南省やベトナムにおいてさまざまな工夫を凝らしたお茶を作る試みが行われている。もちろん、雲南省の野生茶樹からは、質の良いプーアール茶や緑茶、紅茶を作るのだが、さらに、その茶樹を使って東方美人を作る試みなんかも行われていて、今年3月に安蒜さんから「雲南省で作った東方美人なのよ」と、25gほどの東方美人をいただいたことがあった。だから、雲南省の茶の花といわれても、特段驚くことも無かった。

ところで、この乾燥した花、なんに使うのだろうか?とおもって安蒜さんに聞いてみたら、「茶の花なのですが、そのままお湯を注いでお飲みください。野生の茶樹の花なので農薬の問題も無く、安心して飲めます。」とのこと。ということは、これ、花茶?

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たしかに湯を注ぐと、見事にきれいなお茶の花が復元した。ジャスミンやメイクイのような華やかな香りや味わいがするわけでは無いのだが、やや酸味のある梅の花のお茶?という味わいを楽しむ事ができた。

たぶん、これは、蓋碗に入れた高山茶に一つ二つ入れて、蓋碗そのままでお茶を飲むときに使うととても見た目が華やかになるんじゃないだろうか。面白いものを教えてもらった。

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ところで、雲南省の野生茶樹といえば、いわゆる大木の木だよねえとおもって、これも聞いてみたら、画像を送ってくれた。まさに木に登って茶を摘むという。お茶の木もこんな風に巨大に育つのは、なんだかとても面白い。

普段眼にする小葉種の茶樹と比べると、これが同じ種の植物なんだろうかとおもってしまうのだが、こうやって木に登ってc束を摘むという画像を眼にすると、あながち猴を木に登らせて茶を摘んだなんていう伝説も、実史に基づいた話ではないかと思えてしまう。

面白いものをありがとうございました。>安蒜さん

 台湾:久順銘茶  株式会社 ダッシュ
 〒306-0622 茨城県岩井市大崎214-1
 TEL0297-30-2588 FAX0297-30-2577

 website : http://www.dash-jp.com

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2004.11.22

暴暴茶

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暴暴茶はプーアール+烏龍茶にメイクイとかが入った健康茶。発明したのは、香港のチャイランさんだと言われている。ここにある暴暴飯焦とおなじね。

普段この手のお茶を飲むことはほとんどないのだけれど、たまに中華街にでてスイーツ食べたんだからいいかなとおもって頼んだのだけれど、たまにのむとおもしろい。それにスイーツだと、あまりまっとうなお茶を飲んでしまうと、なんだかもったいない気がする?!。

菜は悟空の系列なのだろうか。ここで使われている茶器やお茶は、ほとんどが悟空のものだ。この暴暴茶で使われていた茶器も、悟空のガラス茶器。昔ほしいなあと思ったやつ。

そういえば、昔悟空の蘇州小路店のあったところに茶荘があったので、復活したのかとおもったら、違うお店だった。中国茶ブームだった少し前にオープンしたらしい。有名で大きな卸のお店の小売店舗らしい。

で、暴暴茶のようなお茶は、どんなカテゴリーに入るのだろう。花茶?健康茶?黒茶?烏龍茶?まあ何でもいいのだけど、どこかに区分したがる人間としては、ちょっと気持ち悪いかもしれない。今回はとりあえず花茶に区分したんだけど、これは味わい先行型で考えると、黒茶だねえ。

スイーツには、この手のお茶が妙にマッチするからおもしろい。普段飲まないお茶の面白さって、こういうときに感じるんだよね。時々、飲んでみるかな。

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2004.11.04

昔の蓮花茶に思いを寄せて

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真実のほどは明らかではないが、中国で一番最初に作られた花茶は、蓮花茶だったという話がある。宋の時代に蓮花の花のつぼみに茶葉を仕込み、一昼夜おいて作られたというこのお茶の味わいは、一体どんなものだったのだろうか。

先日、ベトナムで購入した蓮花茶の作り方を教えてもらったときに、これとまったく同じ作り方も簡便な方法としてまだベトナムでは生きているのだという話をきいた。

数百年たったいまでも、僕たちは同じ蓮の花の香りはこうやって楽しむことができる。そのときに使われてお茶がどのようなものであったのかが分りさえすれば、多分、僕たちは当時と同じお茶を楽しむことができるかも知れない。

蓮の花は、昔から清らかな花として愛用されてきた。その蓮の楚々とした清らかな香りをお茶にもしみこませたいと考えた人間が、一体どんな人だったのかとうことにも興味がわく。

いまでこそ、本当に数え切れないほどのさまざまな花茶が存在し、さらに新しいお茶が生まれてるのだけれど、凛としたこの花の姿をみるほどに、当時の花茶を是非とも飲んでみたいと思うのは、僕だけだろうか。

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2004.09.14

玖瑰茶

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玖瑰茶(メイグイファー)は、バラ科のハマナスの花を乾燥させたもの。上等なものはとても綺麗な蕾状のもの。とても甘い香りがするため、コレに湯をさしたり、白茶に合わせたり、最近では工藝茶の中に仕込まれたりして使われている。プーアールや紅茶にも会うのがすごい。

産地はあちこち。福建省産がメイン。

もう大分前だけど、茶藝楽園で購入したものがめちゃくちゃ美味しかったのを記憶している。ウエルカムティーとして振舞ったのだけど、まるで香水のようだった。花茶はいろいろあるけれど、桂花とともに好きなお茶の一つ。

ところで、若返りのお茶だなんて言われているが、もし、本当だったら毎日がんがん飲んでしまうのだが。なぜなら、先日、息子にせがまれて昔のアルバムを見ていたんだけど、あまりにも最近の自分の写真が老けて見えるから。(笑)

まあ、もうすぐ45になるのだが、20代、30代と同じ顔してたら、お化けなんだが、それでも、本当に最近の写真を見ると、ああ老けたなあと。これはつらいものがある。女性なら、エステなんていうことも可能なのだろうが、そんな時間もないし、老けた理由が、髪の毛あたりにあるというのもある。(爆)

不老不死なんていうのは、欲しいとは思わないのだが、なんとなく若々しく見えるというのは、自分の姿勢として欲しいところではあるなあ。

さしずめ、玖瑰茶を飲んで、若さを保とうというキャッチコピーを自分のためにPCにでも張りつけておくかな。

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2004.09.06

ロータスティー

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ベトナムの花茶、ロータスティー。名前そのまま、蓮の花で香りつけされているお茶だ。先日、「世界ウルルン滞在記」で中越典子が、ロータスティーつくりの名人の家に滞在して、お茶つくりを体験するというのをやっていたが、このお茶も、そんな風にして作られる蓮茶。

赤いパッケージの方は、昔ながらの製法で蓮花のおしべをとりだして茶を混ぜて、加熱し、香りをつける王宮の貴族だけに飲まれていたいわゆる宮廷茶。香りがものすごく立つので驚くほど。

そして白いパッケージは、寺院で飲まれているもの。香りちゃ茶葉の様子は、赤のパッケージの物に比べてやはり劣るという感じがする。

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これは、11月に静岡で開催される「世界お茶まつり」に参加する現代喫茶人の会の有志がブースで出すために、お茶の先輩であるNさんがわざわざベトナムまで飛んで入手してきたものをおすそ分けしていただいたもの。

いままで、いくつかのロータスティーを飲んだが、さすがにこれほど香りの良いものを飲んだことが無かった。おいしいお茶は、やはりあるところにあるんだなあと。

蓮茶といえば、なにをおいてもここのサイト必見なのだが、このサイトにも、このお茶は載ってなかったなあ。

日本の、それも京都の和菓子とあうかは解らないが、とりあえず、和菓子の会で飲んでみようと思っている。

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2004.08.29

これはお茶

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ミッキーねたばかりでもうしわけない。先日ディズニーランドに行ったときに、ついついみつけてしまったのがこのお茶。

大きさは小沱茶と同じぐらいの大きさ。みてのとおり、ミッキーの形に固められている。タブレット状になっているのだ。

で、このお茶は、茉莉花茶。カップに一つこのお茶を放り込んで湯を注ぐ。なかなか香りの良いお茶出来上がりというわけである。旅行に行くときにでも、二つ三つ持っていけば、そこそこ楽しめる。

自分の好きなお茶を、こんな風に手軽に固めて、劣化せずに持ち歩けるような技術ができるととてもうれしいのだが。これって、かなり面白いことだと思うのだがどうだろう。だれか開発してくれないだろうか。

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2004.08.07

薔薇のお茶

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久しぶりに花茶を飲んだのだけど、本当にひさしぶりだったので、メイクイってこんな味だっけ・・・。(笑)
これは門前仲町にあるDideanのもの。

薔薇の小さなつぼみがガラスのカップに3つばかり。ポットで出したメイクイ紅茶をそこに注ぐのだ。なんともおしゃれな飲み物の出来上がり。こういうのは、女性には人気が出るのだろうね。

ベースの紅茶がキームンあたりだったのだろうか。これがヌワラエリアあたりにしたら、また違った雰囲気のお茶に仕上がったかもしれない。

菊や金木犀も好きな花茶だけど、メイクイも、なかなかなのだ。メイクイは、メイクイだけを湯に入れてじっくりと抽出するのもおいしい。これを冷やすと、まるで香水のようでとてもおいしいのだ。だまされたと思ってやってみるのもいいかもしれない。

まあ、たまには、こんなお茶もということで。

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2004.06.27

花が咲くとき

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大きな花がガラスのポットで咲いた。
大輪の花。
オレンジがまぶしいくらい。
こんな花がゆらゆら揺れているのを見ながら、
のんびりとすごす時間が一番。

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2004.06.26

何が咲くのか僕は知らない

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仕事に追われて終電を逃した僕は、結局何時のように永代通りの交差点にたたずんで通り過ぎていくタクシーの波の中から寝心地のよさそうな個人タクシーを選んで帰宅した。

朝起きると、すでに嫁さんと子どもは近くの遊園地へ遊びに出かけた後。そういえば、6月末までのチケットをもらったから近所の友達といってくるなんて話を、夢うつつに聞いていた記憶がかすかに残っている。

まあいいか。寝不足で頭の回らないこんな土曜日の朝には、角松のCDをかけながら思い切り濃く入れたフレンチローストのコーヒーを一人で飲むのが似合っているのだから。

シャワーを浴びて、トーストにマーマレードを乗せた簡単な朝ごはんを食べると、すでにお昼に近い時間。今日も残ってしまった仕事にこれから取り掛からなくちゃいけない。

なんだって、こんな忙しい時期に人事異動なのだろう。しかも、3つの部署を兼任させるなんて、経営陣はどうかしてる。取引所を目指している有価証券市場をバックアップしつつ(10月といっているのにみんな12月モード!)、同時に3つも4つもワーキングをまわしていかなければならない。それにだ、7月からの新体制に向けて委員会のメンバーの人選だの新役員への業務にレクチャー、さらに、今年度の検討課題の取りまとめ。

でも、まあ、仕事があるだけましということだろうか。ちょっとばかりちいさなため息なんかをついてみる。

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ニューヨーク出張したときに見つけて買ったお気に入りのコーチのビジネスバックから夕べ作りかけていた資料をひっぱりだして、ダイニックのテーブルに放り投げる。ビジュアル的にも説得力のあるワーキングの資料を作成するのは、なかなか難しい。こういうのもデザインのセンスがものをいうのだ。前年ながらそのセンスは僕にはあまりないようだ。

ひとしきりあれこれと頭を悩ませながら、数枚の資料を作成する。気が付くともうお昼を回っている。こういうときに時間の流れはあまりにも速すぎる。もうすこしゆっくりと時間がまわってくれないだろうか。

一息つくために、先日蘭亭の藤原さんが送ってくれた「がぶのみ烏龍・ランティンウーロン」でも飲もうかなと思いテーブル横のティーケースに目をやると、どこからか届いた荷物が乗っていた。昨日届いた荷物のようだ。差出人は茶遊苑のRIKOさん。「四川省のお茶がおいしかったので、すこしだけおすそ分け」とのこと。

いまは緑茶をじっくりと飲んでいる気分ではないので、大き目のマグになみなみと注いだランティンウーロンを持ってテーブルにもどろうとすると、RIKOさんの送ってくれた荷物のなかに小さな缶が一つ入っていた。そこにあったのは、小さな4つの工芸茶。まるでライフルの弾丸を丸くしたようなその工芸茶の先端からオレンジ色の花びらがほんのすこしだけ覗いている。

興味を持ってしまうとどうしても気になって仕方が無い僕は、自分でやれやれとおもいながら、ガラス製のポットを取り出した。この手の工芸茶は、茶葉をいれてから湯を注ぐとポットの中で工芸茶があちこち翻弄されてかわいそうなので、熱湯を先にポットにそそいで、そこに静かに茶葉を入れてやった。

その花茶が開くまで、さあさあ、もう一仕事だ。息子たちが帰ってくるまでに、仕上げなければいけないペーパーがもう少しある。それに、この花茶が開いたら、きっとそれに少しばかり時間をとられてしまうのは目に見えているのだから。

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2004.06.22

小龍包と茉莉花茶

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「小龍包がくいてー!」しばらく前から獲りつかれたように頭の中は「小龍包」になってしまった。そこで、独断で「今月のエスニック探検隊は小龍包を食べに行きます」と隊員たちにメールを送ってしまた。

さて、どこへ行くかなと迷った挙句、そうだ!六本木ヒルズに小龍包のお店ができたっけ!ということで、行ってきました。南翔饅頭店

なんとメニューには、邪魔なものがなく、潔いほど点心だけ。しかも、小麦粉中心のメニュー。上海随一の知名度と美味を誇る老舗なのだ。

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で、ここでは、ジャスミン茶がだされた。しっかりと茶葉から入れられて出てくる茉莉花茶は、深みのあるおいしい味であった。小龍包にもぜんぜん負けていない。

小麦粉料理と茉莉花茶という組み合わせは、どうしても北京方面の味わいをおもいだしてしまうのだが、これは上海風六本木料理だろう。(笑)

こんどは、高島屋あたりに入っている小龍包やさんに隊員たちと突入したいものだ!

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2004.05.18

杭白菊沱茶

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菊花は、菊花茶として有名だ。特に杭州の小さな白い菊の花は、昔から目に良いといわれているし、香港でもプーアールといっしょにして普菊茶などが好まれてきた。

普通の菊花は、白い菊をそのまま乾燥させたものが一般的。ところが、なぜだかこの菊の花を4~5つほどまとめて一つの固まりにした沱茶などというものがある。

「粒粒純 杭白菊」とかかれた透明のビニールパックに、沱茶状の菊花が一つ一つパッケージされている。

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パッケージから取り出すと、雲南省の小沱茶と丸っきりおなじ形をしているのがわかる。機械でプレスしたこの沱茶は、手で解すと花の部分がばらばらになってしまう。

そこで、このまま熱湯に一粒入れてふやかしてみた。徐々に固まりが剥がれていき、遂には菊の花が復元するのだ。

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開いた花は、普通の菊花と同じように、独特の香りを漂わせる。味も通常の菊花とぜんぜん遜色無い。

例えば、ガラスのポットに緑茶の茶葉をいれて、そこにこの沱茶を一つ放りこんでしばらく放置すると、きっとおいしい緑茶ベースの菊花茶を楽しめるだろう。ベースのお茶を黄山毛峰にすると、丁度錦上添花と同じような味わいのお茶が出来あがるに違いない。

個人的には、2煎程のんだ龍井にこの沱茶をいれる。なんとも良い香りの緑茶が出来あがるのが嬉しいのだ。

しかし、先日の包まれた安渓鉄観音と同じように、なんでこんなものを作ったのだろう。本当に中国ではおもしろいお茶がどんどん誕生して面白い。

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2004.01.11

工芸茶はおいしいか?

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工芸茶、一昨年からたびたび飲む機会に恵まれている。
僕が景品にだして、中国茶ビンゴで茶さるさんがGETしたいくつかの工芸茶は、比較的オーソドックスなもの。

ものすごく甘い香り。 むせ返るくらいの甘い香りって・・・ちょっと想像できないくらいにあまい香り。

茶猿さんが日記に書いている「白蘭花牡丹」だけは、ビンゴ賞品の工芸茶の中でちょっと異色だ。黄山の工芸茶は、基本的には花の香りをつけていないものが多いのだが、あの白蘭花牡丹だけは、まるで福建省の工芸茶のように香り付けされているのだ。しかし、上品に香りつけされているので、緑茶の味わいもそのまま楽しめる上等なお茶ではある。

個人的には、工芸茶は、香り付けして味でごまかしてはいけないと思っている。やはり見た目だけではなく、その茶葉の質で勝負すべきなのである。当然良い茶葉を使うと、きれいな茶葉が多いから見た目もきれいになる。しかし見てくれにだまされるだけでは、ぜんぜん工芸茶はおもしろくない。

「きれい+うまい」で勝負している工芸茶こそ、本来あるべき工芸茶だ。見た目はきれいなんだけどなあというようなものは、買わなくてよろしい。きれいだけど、おいしいね!というお茶こそ、購入すべき工芸茶のである。

工芸茶なんておいしくないから買わないよという人は、本当の工芸茶を飲んだことがないのだときっぱりと言わせてもらう。工芸茶はおいしいのだ!

なぜなら、工芸茶作りは職人技だ。熟練の技。良い茶葉をきれいに束ね、おいしく仕上げるのは匠の技が要求される。そんな匠の作ったお茶がおいしくないわけがない。

だが残念なことにべらぼうに値段が高い。中国の労働価値が安いといっても、それなりのおいしい工芸茶は高い。値段が高いのは仕方がない。匠の技だ。それは日本でも同じことだろう。

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