2004.11.03

茶館と鳥籠

b200411031.jpg

中国の茶館には、いまだにあさから鳥かごをぶら下げた老人たちが集い、鳥自慢をしたり、鳥をめでながらひがな一日茶を飲んでいる姿が見受けられるところがあるらしい。

人はいろんなものをめでる。猫であったり、犬であったり、金魚であったり、さらに、ときには興梠であったりと。鳥の姿や声の美しさは、確かに愛すべきもの。

でも、今の僕は、ひがな一日茶を飲んでいられる時間的なゆとりだろうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.11.02

香港茶具文物館-Flagstaff House Museum of Tea Ware

b200411021.jpg

香港の中で一番好きな場所。それは、香港公園の中にあるここ。香港駐留の英国軍総司令官公邸だったといわれるこの香港最古の西洋建築は、見ているだけで時間が過ぎてしまうほど美しい。

もちろん、この中に展示されているため息の出るようなすばらしい茶器の数々。時代別に展示されている茶器は、時々にテーマ展も行われている。うっとりと見つめてしまう形の茶壺やそして有名な十二神杯。どれをとっても、いつも見つめていたくなる。

日本にもこのようないつまでもいたくなるような美術館とか博物館って、絶対にほしいと思うのだが、なかな出会えない。もちろん、お茶関係の博物館は、「お茶の郷」とか「入間博物館」などがあるのだが、「ある」のと「居心地のよさ」はまったく違う。

ある部分、大阪の東洋陶磁博物館にその片鱗は感じられるかもしれないが、それでもやはり違うのだ。いったい何がどのように違うのか・・・。おそらく、展示されているものすごくすごいものへの距離感ではないかと思う。こんなすごいものが、もちろんガラスケースでプロテクトはされているが、ぽつんと何気なく展示されている。けっして仰々しくなく、展示物という取り澄ました顔もしていない、そんな雰囲気が、居心地のよさを感じさせるのかもしれない。

隣の羅桂祥茶藝館には楽茶軒の茶館がオープンして、のんびりとお茶を飲むことができるのだが、やはり何時間も過ごしたいのは、茶具文物館のほうだ。こんな場所が、近くにあったらいいのにといつも思ってしまう。ニューヨークにいた多時にも感じたが、日本は、展示物との距離があまりにも遠すぎる。ニューヨークメトロポリタン美術館やワシントンナショナルミュージアムの居心地のよさ(現代美術館は、値段の高さで距離感が出てしまったようだが)があった。

こういうところに、まだまだの日本の後進性というのを感じずにいられない。

もし、あなたが近々香港へいくなら、是非立ち寄っていただきたいお勧めな場所なのである。


住所:HONG KONG PARK. 10 COTTON TREE DRIVE (香港公園内)
営業:10:00~17:00
定休:原則火曜日

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.10.14

深センの三島中心で茶葉をあさる

b200410141.jpg

深センの「茶葉世界」については、こことか、ここで紹介したが、深センには、もう一つ大きな茶葉市場がある。深セン駅から茶葉世界のあるビルを通り越して更に建設路を進むと、大きなビルがある。でかでかと茶の垂れ幕がかかっていたので、多分だれでもすぐ分かるだろう。

このビルの二階に小さな店がひしめき合っている茶葉市場があるのだ。「中国茗茶○○」とかかれてあったが、良く読めなかった・・・。

エスカレーターで2階にのぼると、本当にお店がひしめき合っているという感じだ。茶器だけを並べる店もあれば、プーアール専門店もある。もしかしたら茶葉世界よりも店の数は多いかもしれない。


b200410142.jpg

これだけ店が並んでいると、一体どこへいけばいいんだ???という状態になる。中国語の出来る人だったら、どんどん臆さずにお店の人に声をかけよう。

でも、おもしろいのが、お店によって対応がまちまちなこと。「ねえ、みていってよ!」とか「新茶とどいてるよ」なんて声をかけてくれる(もちろん中国語だ。僕の場合は、まるで中国語がだめなので、一緒に行った人にこの辺はお任せ。)お店もあれば、いかにも中国だなあと思わせるように、店内にスタッフが数名固まって、こちらには見向きもしない店など。

やはり中国語は出来たほうがよいなあと、こんな時思うのだ。人の良い中国の人もいるので、そんな人にあたると、とてもうれしい。ついつい、店の端から端までいろいろと物色して、面白いものはないか探してしまう。まさに「茶葉をあさる」という状態。

もちろん、良いものも悪いものもある。こんなときは、自分の舌と鼻だけがたより。商売をするわけではないので、良いお茶を少量欲しいだけなので、お店にとっては良い客ではない僕に、「そんなこといいのよ」と茶を進めてくれる小姐。いやあ、本当に嬉しいものだ。

是非、深センにいったら、三島の茶葉市場にも足を伸ばして欲しい。なにか面白いものが見つかるかもしれない。


■ 深[土川]市羅湖区建設路1076号 三島中心 2F

| | Comments (0) | TrackBack (1)

2004.09.18

悟空茶荘

b200409181.jpg

本当に久しぶりに横濱中華街へ行ってきた。目的は、「萬珍楼点心舗」で飲茶することだったのだが、ここにきたら、やはり茶をしないとねえということで、久しぶりに三希堂でものぞこうかとおもったのだが、残念ながら満員御礼。

そこで、悟空茶荘へ。幸い、ちょうどテーブルがあいたところで、どうにか入ることができたが、ここもやはり席待ちの列ができている。

目的は、スイーツ。でも、杏仁豆腐がなかった・・・。そこで、パフェを頼んだが、これは竹里館のお茶パフェのように「お茶」をつかったのもではなく、比較的オーソドックスなものだった。

ところで、ここのお茶メニューは、とてもうれしい。なにがうれしいかというと、茗香茶荘の「冠軍茶王」があること。このガラスの茶壺に入っているのがそれ。

b200409182.jpg

普段、鉄観音を倣古壺で飲んでいるので、ガラスの茶壺というのはどうよと思ったが、水のせいか?!それほど江組みがでなかった。このガラスの茶壺は、昔から悟空であつかっているガラスのものの一つ。丁寧に作られたガラス器は、なかなか趣があるものだ。

息子はここで「肉まん」にありつく。一口食べさせてもらったら、おいしいじゃないか、ここの肉まん。

もっとじっくりと店内を散策したかったのだが、まあ、今回は家族旅行のようなものなので・・・。

茶ぼけの中村さんのお茶会に参加すると、ここでお茶が毎回飲めるのだがなあ。明日、そのお茶会があるが、参加できません。その結果は、きっとのーとみさんくんしゃんさんがblogにUPするにちがいない。期待したい。(笑)

| | Comments (4) | TrackBack (1)

2004.09.17

遊茶リニューアル

b200409171.jpg

遊茶の一階にある試飲スペースと、一階エントランス部分の雰囲気が大きく変わった。
遊茶では、「newborn」といっていますが、いわゆる改装オープンということだ。

今まであった茶車が、オーク板のカウンターに変わり、入り口の雰囲気が大幅に変わり、さらに、瓦屋根が付いた。
この瓦屋根が妙に雰囲気があるのだ。

このカウンターで、佐藤さんにお茶を淹れていただきながら、ぼうっとした時間を過ごすのは、よいものだ。

リニューアルの内容は、オールアバウトで近々ご紹介。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.08.30

千年茶館が変わる?!

b200408301.jpg

最近ご無沙汰の「千年茶館」の営業スタイルがすっかり変わるらしい。いつも遊びにいっているとある「中国茶日記」のサイトで知った。そういえば、先日メルマガが来ていたなあとおもって読み返したら、平日はクローズになるんだとか。

うーん、確かに平日は6時で閉店だったから行く術も無く・・・。だから平日やっていなくても僕自身はあまり影響はないのだが、休日だけの店舗営業だと、結構大変だろうになあと、あらぬ心配をしてしまう。

HPでのお茶の販売も9月中旬までとのことで、一体如何しちゃったんだろう。最近茶館が締まってしまったりするところがおおいので、こんなニュースを知るとちょっと悲しい。

たしかに賛否両論あった茶館だけど、内装が凝った茶館といえば「千年茶館」といえるほどのところだったので、なんだか週末だけの営業というのはとても残念に思えてしまう。

サイトでのお茶販売がなくなってしまうと、サイトも閉じちゃうのかなとか、茶館でのイベントはどうなるの?とか、或いは、逆に平日スペースを貸してくれないかなあとか、いろいろと考えてしまう。

あれだけのスペースを平日そのままにしておくのは、なんだかものすごくもったいない。平日の夜のお茶会なんかでも是非使わせてもらえると嬉しいのだけど。でも、しばらくは無理そうだなあ。

プロバ茶藝館のように幻の茶藝館になってしまわないことを祈るばかりだ。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2004.08.27

茶葉世界で単叢と出会う

b200408282.jpg

深センの茶葉世界。ここはいろんなお茶が集まっている。買う買わないは自由だが、見て回れるだけで結構面白い。龍井専門店とか岩茶専門店とか、そして台湾茶専門店とか、いろいろと並んでいる。

で、そのなかでおいしい単叢を出してくれるのが、ここ、鳳凰海源。この店は香港在住のSさんお勧めのお店。潮州の単叢を主に販売している。

この画像は、そのオーナーの李仰文さん。潮州の出身。スレンダーなお姉さんだ。ちょっときつい顔をしているので、愛想のないおみせなのかなとおもったのだが、なかなかにこやかな笑顔は素敵だった。

角八仙と古単叢などいろんな単叢を飲ませてくれるのがうれしい。大きなから次から次へとお茶を出してくれる。どれも香も味も良いのがうれしい。もちろん、値段は決して安くは無いが、日本に比べればやすいものだ。

もともと、このオーナーの李さん、深センで別の仕事をしていたのだが、趣味が高じて店を開いたんだとか。でも、おじさんがもともと茶を扱っていたというのだから、全くの素人というわけではないんですよと、Sさんがおしえてくれた。Sさんの通訳でついついいろいろときいてしまったが、やはりここに店をだしても儲かるわけではないんだそうだ。それでも店を続けるのは、お茶が好きだから。うん、ぜひがんばってほしいものだ。

ここで買った古単叢の残り最後を飲みながら、そんなことを思い出した。又行きたいなあ。

 潮汕鳳凰海源茶廠
 住所:茶葉世界 81号(Tel:0755-8232-6673)

| | Comments (3) | TrackBack (2)

2004.08.18

アジアンエスニックな茶館

b200408181.jpg

門前仲町にいかにもアジアンエスニックという構えのお店がある。なまえはディデアン。茶館でもあり食堂でもあるこの店は、なかなか使えるおみせなのが嬉しい。

いかにも中国茶でござるというお茶のそろえ方をしていないのも、おもしろい。韓国の伝統茶なども置いてあるので、いろんなお茶が楽しめる。その意味で「中国茶館」ではないという感じだ。

というか、お店自体に「茶館」というコンセプトがあるわけではなさそうだ。なんというか、そう、やはりアジアン食堂という名前が一番しっくりきそうである。

素八饅というメニューをみて、「うなぎがあるんですか」と聞いていた中年男性がいたのには笑ってしまったが(おいおい、うなぎは魚へんですぞ。)、しかし、これを「スーパーマン」と読める人は少ないだろう。中身がぎゅっとつまったぶたまんなのだ。これは一度食べてみたいぞ。

で、今日は米・米セット。ベトナムのフォーのような麺に中華風のおこわが2つついてくる。これにジャスミン茶などをオーダーすれば、完璧なランチメニューだ。味もなかなかのもの。

月に一回ほど、門前仲町に通ってみるのも良いかもしれない。


| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.08.12

茶丸

b200408122.jpg

念願かなって、ようやく清澄白河の茶丸を覗いてこれた。どんなお店で、どんな方がやってるのかなあとおもいつつ。
近所に仕事にいった帰りにチョコと内緒で。(笑)

とにかく、看板もなにもない。くんしゃんさんのところにある画像のとおり、丸い円のかかれた暖簾があるだけ。ちと入りずらいが、思いきってドアをあけると、にこやかに迎えてくれたのは、なんと、むかし三宝園でお会いしていた方だった。びっくり。で、すかさず面が割れてしまっていたことを悟る・・・。(笑)

でも、なんともリラックスできるお店。飾り気が無く、シンプル。お茶請けとお茶。とくにケーキ類がおすすめ。三宝園の台湾茶やらプーアールや、そして紅茶などもおいてある。

ケーキは、フルーツケーキやチョコレートケーキ、チーズケーキ、そしてスコーンなどさまざま。今日のお茶請けは、枝付きのレーズンとドライフィグ。

b200408121.jpg

お茶は特別に焙煎してもらったという陳年茶。メニューには無いお茶だった。近所の会社から歩いていったので、結構汗だくだったのだ。だからこんな熱いお茶はなあとおもったものの、飲み始めたら、なんとも和んでしまった。で、オーナーとあれこれひとしきりおしゃべりに興じてしまったのだった。

こんど、ケーキ作ろう茶会とか、皆でケーキ食べ放題茶会なんかをする時には是非来てねといわれたので、早速計画を立てなければならない。営業時間は6時までだというので、こんなお茶会は休日になるのだろうから、9月以降になってしまうかもしれないが、「ケーキ食べ放題茶会」って、めちゃくちゃ魅力的だよね。(笑)

ケーキを沢山お願いして、お茶は持込みっていうのも可能だというから、いろいろと相談できそうで嬉しい限りだ。
ただ、とてもこじんまりとしたお店なので、10名が限度かな。

楽しいおみせだ♪

■ 茶丸
  住所:江東区清澄2-7-11
  営業:12:00~18:00
  定休:月曜


| | Comments (6) | TrackBack (0)

2004.04.24

金魚の蓋碗(海風號)

b200404243.jpg


海風號へ行ってきた。設楽さんが古い茶杯がいろいろとあるということで北京へいったのだが、茶杯よりも良いものがあって購入してきたという茶壷がずらりと並んでいた。

いくつかいいなと思うものがあったのだが、いまはこれ以上茶壷を増やせないので、今回はあきらめた。仲間がいくつか茶壺を物色して、GETしていたが、その横で設楽さんが茶壷の本をみながらあれこれと今回の収穫についてチェックしているのがとても面白かった。

僕の眼は、ついつい茶壺ではなくて、店内のあちこちに飾られている人形たちへ・・・。(笑)

b200404241.jpg

でも、金魚の蓋碗には惚れた。真っ赤な金魚が白磁の蓋碗の胴でひらりと泳いでいる。設楽さんがこの蓋碗を万里の長城へ持ち込んで、長城茶会をしたという写真を見せてもらった。山肌に細く伸びる万里の長城が見渡せる長城の跡に、この金魚の蓋碗は非常に映えていた。

この蓋碗の良いところは、蓋が平らであること。ここに龍井を投げ入れて、蓋で茶葉を抑えながら茶をするる。とてもいい感じだ。


b200404242.jpg

この金魚とついになるようにおかれていた金魚の茶杯。これは以前から海風號においてあったものだが、今回その数がとても増えていた。文山包種茶などの色の淡い茶をこれで飲むと、まるで金魚が泳ぎだすような錯覚に陥りそうだ。

繊細でかわいい茶杯。残念なことに、その形は僕にはやや横に開きすぎていた。新しく景徳鎮で作らせたという白磁の茶杯がかなり良かったなあ。早く販売しないだろうか。

しかし、みんなそろったね。

| | Comments (5) | TrackBack (2)

2004.04.20

英記茶荘 東京vs香港

b200404201.jpg

渋谷の神泉にあった英記茶荘が六本木ヒルズに移転して、一年が過ぎようとしている。僕が中国茶に嵌って、東京ではじめてお茶を購入したのが、この英記茶荘だった。赤いラベルが張られた英記茶荘の茶缶が並ぶ店内は、香港のお店と雰囲気はほぼ同じで、訪問するのが楽しかったのを記憶している。

当時購入したのが、水仙。いかにも「香港で好まれる烏龍茶です」という感じで、食事の時に飲むのが好きだった。ブリキの缶に赤いラベルが張りつけられた、英記茶荘オリジナルの缶も好きだった。

現在は、六本木ヒルズに本店を構えているが、昔の香港風とか庶民風というイメージが払拭されて、なんだかとても垢抜けておしゃれになってしまった。

六本木ヒルズという場所柄だろうか。おしゃれな女性が店内でお茶を見ている姿を見ると、ここがあの英記茶荘だろうかなんて、考えてしまう。そういえば支店は丸ビルにあったっけ。

b200404202.jpg僕の中の「英記茶荘」は、やはりこの左の写真のようなお店なのだ。これは、香港セントラルにある店舗。灣仔にある英記茶荘よりは確かに高級店のようにも見えるが、中でお茶を売っているのはみな、いかつい香港人のおじさんだ。

棚の赤い缶は日本でもみられるが、やはりお店の雰囲気がまるで違う。この店を灣仔にある「祺桟茶行」に喩えるなら、東京の英記茶荘は「福茗堂」といった感じだろうか。

そうなると、客層もちがって、福茗堂が欧米や日本人の観光客などを相手に商売しているように、日本の英記茶荘も六本木ヒルズを訪問するようなハイソでリッチな客層をターゲットにしているように見えてくる。

それはそれでお店のポリシーだから、僕がどうこういう必要は無いのだが、なんとなく地元密着型の、香港の英記茶荘のようなおみせが、日本にもあって欲しいものだと、このごろよく思う。

普段ががぶのみするようなお茶もあるし、実は裏にとてつもないお茶が隠されているなんていう、そんな老舗の飾らないお店があれば、大変嬉しいのだが。

| | Comments (2) | TrackBack (0)

2004.03.27

老舗の貫禄

b200403272.jpg

ここだけは行っておきたかった「茗香茶荘」。尖沙咀からバスで25分ぐらいの九龍城。下町の風情が生き残っている町の路地にある茶荘だ。

一歩はいると、地元のおばちゃんが買い物籠片手に、鉄観音を買っていく。これも地元のおじさんがふらりと入ってきて、お茶を飲んでいく。

そんな風景画当たり前に繰り広げられる老舗の茶荘。

棚に並ぶお茶の値段は、香港の中心部と比べると、半分ぐらいかと思えるような地元密着型の価格設定。とくにがぶ飲み用のポーレー茶は、売れ筋らしい。

b200403271.jpgしかし、ここは広東語しか通じない。いや、若旦那のマイケル氏は英語ができる。でも、僕が訪問した際には、彼は不在でいなかった。こうなるともう筆談しかない。茶の名前や品種はなに?とか、試飲させて!いくら?なんていうのは、どうにでもなってしまうから不思議だ。まったく言葉が通じないのに、試飲もさせてくれる。

ふらりと入ってきたおっちゃんに、ご主人が「マイケルの知り合いの日本人がいまきていてさあ!」なんていっているらしくて、そのおっちゃんも、にこやかに僕に向かって片手を挙げてくれる。

なんだか、下町の人情があふれかえるお店だった。

こんなお店なのだけど、ちゃんと隠し玉を持っている。日本でもその名前を知られるようになった「冠軍茶王」。昨年からさらに良い茶葉を使ったいわゆるスーパー冠軍茶王なんていうのが、それだ。値段ももちろん他のお茶に比べて倍近くするが、これがまたおいしいのなんのって。こんなにおいしいと、倍という値段がぜんぜん気にならない。なにせ、倍と言ったって、100g数千円だ。

こんな隠し玉があり、なおかつ、庶民のお茶も扱うのが、老舗の貫禄といったところだろうか。

こんな老舗の茶荘にふらりと訪れて、日がな一日お茶する生活、やめられないだろうな。九龍城の人たちがなんともうらやましい午後であった。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

2004.03.23

三思堂茶藝

b200403232.jpg

前から良いお店だときいていた「三思堂茶藝」。ここのお茶をはじめて飲んだのは、1998年。秋茶の鉄観音がなかなかおいしかったのを記憶している。

あれから5年。久しぶりに訪問するお店は、そんなに変化が無いような気がした。Andyさんの目の小じわが若干増えていたぐらいだろうか。

b200403231.jpgきれいな茶器や品揃えの良い茶葉。このお店は、香港の中でもいわゆるこじゃれたお店の一つ。でも、良質な茶葉を購入できるお店でもある。

Andyさんが日本語OKなので、日本人御用達のお店になってしまっているのだが、そんなことを横においておいても、ほっこりできるお店の一つではある。

面白いのが、最近の香港での普シ耳茶の再ブーム。授業料を目一杯取られてしまうお茶だけど、それだけに、とても面白いお茶だとAndyさんも行っていた。6月には雲南省で自分のお茶を作りのだとか。ちょっとうらやましい。

銅鑼灣にいったら解りにくいけどたずねてほしいお店の一つ。

| | Comments (0) | TrackBack (0)